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本と紅茶を一杯

読書記録と紅茶、ときどき雑記

心に聞こえる「優しい音楽」

読書記録

今日はとても暑いですね。

そんなときは冷房の効いた部屋で読書が捗ります。

短編集が読みたくて、瀬尾まいこさんの「優しい音楽」を図書館で借りてきました。

 

この本に入ってる短編は3つです。

どの作品も70ページ弱ぐらいで、どの作品も一人称(キャラクターの1人が語る形の作風)なのでこれも読みやすいかと思います。

それぞれ話は独立しているのでどこから読んでも大丈夫です。

 

実家に連れて行くのを嫌がる彼女の理由が気になる表題作の「優しい音楽」

ひょんなことから不倫相手の子供を預かることになってしまう「タイムラグ」

物好きの彼女が拾ってきたのはなんとおじさん「がらくた効果」

 

どれも心が温まる良い話ですが、「優しい音楽」は情景を想像するととても柔らかい気持ちになります。

音楽を文章で表現するって難しいことだと思うのですが、私は小説を書くときに歌や音楽について書くことがあります。

音楽が好き、というのもあるんですけどね。

 

話は戻って、彼女の千波ちゃんが主人公のタケルくんを実家に連れて行かない理由がわかったとき、とても切ない気持ちになります。

でもこの2人が幸せに向かって進んでいく日を暗示する終わりが好きです。

 

「一緒にいる時間が増えていくと、少しずつ他人じゃなくなっていくんだね」という「がらくた効果」のこの言葉がグッときました。

そのあとに続く、「それが、だめなこともたくさんあるけど」という言葉も。

私には付き合ってる人がいますが、この他人じゃなくなっていく感覚はなんとなくわかる気がします。

一緒にいることが多い他人は、他人とも家族とも違う何か別の存在になるんですね。

 

瀬尾さんの作品はいつも心がほっこり温まります。

また、瀬尾さんの作品も改めて読みたいなぁと思っています。

 

優しい音楽 (双葉文庫 せ 8-1)

優しい音楽 (双葉文庫 せ 8-1)

 

 

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