本と紅茶を一杯

読書記録と紅茶、ときどき雑記

自分で決断するということ「西の魔女が死んだ」

雨でどこへも出掛けられないと思ったので、家で借りてきたビリギャルを観ていました。

あとはクッキーを焼いてみたり…。

雨は雨なりに楽しみ方がありますよね。

でもなんだか疲れが出てしまったみたいで、ちょっとぐったりしています(>_<)

 

今日の本は梨木香歩さんの「西の魔女が死んだ」です。

中学に足が向かなくなった主人公まいが、母方の祖母であるおばあちゃん、通称西の魔女のところで過ごす1ヶ月あまりの日常を書いた作品。

1ヶ月あまり過ごす間に、まいはそこでおばあちゃんから魔女の手ほどきを受けていきます。

温かい雰囲気がとても素敵な作品です。

 

そもそもこの本を手に取ったキッカケは「魔女」というワード。

私は小さい頃から魔女や魔法使いに憧れていて、本気でなれると信じていたものです。

だからファンタジーなものがとても好きなんですよね。

持ち物にもそれは表れていて、あまり過度なものは身につけませんが、ちょっと魔法がかかったような、そういうものは好きで集めてしまいます。

 

まぁそんな話は置いておいて。

まいが魔女の手ほどきを受けるとき、色んなことを教わります。

例えば草花の名前だったり、死についてだったり。

1番大事なことは、何でも自分で決めるということ。

感受性が強いまいにとって、この「自分で決める」ということは難しいことで、まいは作中で色んな出来事にたくさん悩み、前に進んでいきます。

 

まいでなくても、自分で決めるというのは難しいですけどね。

人は生きている中で様々な選択をしていると言いますが、無意識を除いて自分で考えて決断するのは、自信や責任などいろいろなものが必要だと思います。

 

この本の1番の見所は、やっぱりラストの場面でしょう。

おばあちゃんは最初の1行目で死んだことがわかり、そこから回想して物語がスタート。

ラスト11ページで、死んでしまったおばあちゃんの家へ行くのですが、そこである出来事がまいの気持ちをさらに変化させます。

詳しくは読んでもらいたいので書きませんが、光が見えるようなラストにやっぱり泣いてしまいます。

 

新潮文庫版はその後のまいの物語である「渡りの一日」も併録。

このお話は「西の魔女が死んだ」よりちょっと笑いの要素があり、同じ主人公ですが雰囲気が少し違うかなと思います。

まいが成長したのもあるのかな?

 

200ページにも満たない短い話ですが、初夏の話ということもあって、夏の今の時期に読むのがオススメです。

 

西の魔女が死んだ (新潮文庫)

西の魔女が死んだ (新潮文庫)

 

 

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