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本と紅茶を一杯

読書記録と紅茶、ときどき雑記

タイトルに驚く、でも温かな人情「居酒屋ぼったくり」

宣言通り午前中に更新!

というわけでお出掛けの前に今日は記事を書きます。

 

今日の本は秋川滝美さんの「居酒屋ぼったくり」

柔らかなイラストの表紙とタイトルに惹かれて読んでみました。

 

さてこの居酒屋ぼったくりですが、その名の通り客からお金をぼったくる居酒屋…ではないんです。

「誰でも買えるような酒や、どこの家庭でも出てくるような料理で金を取るうちの店は、もうそれだけでぼったくりだ」という先代の言葉から、どこにでもあるような屋号からぼったくりという一見物騒な名前になったこの居酒屋。

物語はその先代が亡くなって、跡を継いだ2人の娘、美音(みね)と馨(かおる)を中心に進んでいきます。

 

この本の1番の魅力は美味しそうなお酒(特に日本酒)と趣向を凝らした料理。

趣向を凝らした…といっても本当に家庭に出てくる料理に一手間かけただけ。

でも主に料理を担当する美音にかかれば、なんだって美味しく変身しちゃいます。

こんな素敵な下町のお店、私もあったらぜひ行ってみたい!

登場人物も温かくてほんわかして、様々な問題もあるけれど、それを1つずつ解決していくのが楽しいです。

 

この話は短編連作。

1巻のこの本には7つの話が約40ページぐらいずつ入っています。

特に私が好きな話は3つ目の話の「丑の日の孝行娘」です。

美音の近所に住む中学生の早紀(さき)は、両親に鰻を買ってあげようとするのですが鰻が高くてなかなか買えないでいるんです。

そこに美音が現れて「取引をしよう」と持ちかけるのですが…。

 

思ってもみなかった鰻の料理法、食べたいと思わせるほどみずみずしい福島の桃、そして早紀の健気さ。

どれも素晴らしいものだなと思います。

最後はほんわか温かい気持ちになります。

 

そして私は美音が好きだ!

ちょっと意地っ張りなところもあるけれど、自分のことをしっかり出来る女性も素敵ですよね。

自分にはないものを持ってる人にはすぐ憧れてしまいます。

 

現在5巻まで出てるこのシリーズ。

続きもぜひとも読みたいです。

 

居酒屋ぼったくり

居酒屋ぼったくり

 

 

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