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本と紅茶を一杯

読書記録と紅茶、ときどき雑記

言葉の海を渡る「舟を編む」

今日は午前中からブックオフに行ってきました。

本を売りにいったはずなのに、気付けば文庫を3冊購入。

う〜ん、本の魔力。

 

そんな今日は三浦しをんさんの「舟を編む」です。

映画にもなっていて、気になってました。

最近ではアニメも放送していましたね。

 

この作品は、色んな人との関わり合い、言葉との出会いを交えながら、主人公である馬締光也が中心となり、辞書「大渡海」を作っていくお話です。

読んで1番に思ったのは、辞書作りってこんなに大変なのか…ということ。

と、同時に何かを作るという作業は決して1人では出来ないのだということです。

 

例えば、作中で「大渡海」の完成には十数年かかっています。

たった1つの辞書を作るのにそんなにかかるなんて、果てしない作業です。

もちろん出来たら完成ではなく、日々言葉は進化していくので、改定作業もしていかなければなりません。

 

完成には、社員はもちろん、学生のアルバイト、監修者や製紙工場の方など様々な人が関わっています。

ふとそこで思い出したのは自分の生活のことでした。

生きていて、水を飲めるのは整備してくれた方のおかげ、コップを作ってくれた方のおかげ、コップを買えたのは仕事があるおかげ。

たくさんの思いが詰まって、いま水を飲めるのですね。

舟を編む」もたくさんの人の「立派な辞書を作ろう」という思いが詰まっている作品だと感じます。

 

言葉との出会いも、この作品の魅力の1つです。

私の心に残った言葉は、

たくさんの言葉を、可能なかぎり正確に集めることは、歪みの少ない鏡を手に入れることだ。

たくさんの言葉を集めるだけじゃダメで、可能な限り正確に集めないとそれは上手く使えないのでしょうね。

歪みの少ない鏡は人と気持ちを共有しやすいと思います。

 

キャストが好きな方ばかりだったので、映画もぜひ観ようと思いました。

真面目そうな話ですが、随所に笑いどころもあって面白いですよ。

 

本日もお読み頂き、ありがとうございました。

 

舟を編む (光文社文庫)

舟を編む (光文社文庫)

 

 

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