本と紅茶を一杯

人・本・紅茶を愛す。自分も大切に。

その信念に騙される「スロウハイツの神様(下)」

昨日は休みだったので、ひたすら家にいてラジオを聴きながら惰眠を貪ってました。

たまにはこういう日もいいかなって。

今日からこのバイトに入って初めての3連勤です。

 

前回の記事で、辻村深月さんの「スロウハイツの神様(上)」の話をしました。

今日はその続き、下巻の話です。

軽くネタバレがあるので、読む前の方や楽しみにしてる方はお気をつけて。

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結論から言うと、「やられた…!!」という感想が1番。

それぞれの持つ信念に完全に騙されました。

いろんなことが繋がるとき、「あれもこれも伏線だったのか…!」と頭を抱えました。

 

何回かこの下巻では泣いてしまったのですが、特に泣いたのはスーがスロウハイツに帰ってくるところ。

その後の正義とスーのやりとり、

「今は仕事が楽しくってさ。より戻してやれなくてごめんな、スー」

「うるさいなぁ。そういうこと言われると気まずいでしょう?」

この場面。

ここで私の涙腺が1番崩壊しました。

 

私は途中からスーが嫌いでした。

男に振り回されて従って、でも気持ちもわかってしまう私もいて。

スーはこのままダメになるんだと、なんだかそう思ってしまってたのです。

 

でもそうじゃなかった。

自分の力で立ち上がり、スロウハイツに帰ってくる。

そして色んな決意や絆を感じたこの2人のやりとりに、なんだか泣けてきてしまったのです。

 

下巻では上巻に出てきた「コーキの天使ちゃん」「鼓動チカラ」「幹永舞」の正体が全てわかります。

そしてそれぞれが誰を思い、誰を裏切っているのかというのも。

私は家で読みながら思わず「マジか〜」と言葉に出してしまいました(笑)

 

正義が作中で言っていましたが、「あらゆる物語のテーマはやっぱり愛」

その言葉通り、キャラクターたちに強い愛を感じた1冊でした。

 

夢中になり、時間も忘れて読んだ作品は久しぶり。

全てがわかった上でもう1度読みたいですね。

新しい発見がまた見つかると思います。

まるで宝探しのように。

 

こちらも大好きな作品になりました。

今回は図書館で借りたので、いつか手元に置きたいです。

 

辻村作品はこちらもオススメです。

 

スロウハイツの神様(下) (講談社文庫)

スロウハイツの神様(下) (講談社文庫)

 

 

本日もお読み頂き、ありがとうございました。