おはようございます、菜子(なこ)です。
最近、朝活での読書に力を入れています。
図書館で借りてきた本を、その借りてきた期間内の朝活で1冊は読みきるようにしています。
集中して読むことが出来てとても私には合っているみたいです。
そんなことを早起きキャンプに参加しながら思い、今回読み終わったのがこちら。
伊坂幸太郎さんの「残り全部バケーション」です。
裏稼業コンビを組む「溝口」と「岡田」
この2人を取り巻くお話です。
短編なのですが、全て関係ないようでどこか繋がっている、というような作品。
裏稼業ということで、悪どかったりグレーゾーンなこともしばしば。
しかし軽快な文章とクスッと笑ってしまうキャラクターの人柄(特に溝口)にすぐに読み終えてしまいました。
表題作である最初の話を読めばわかるのですが、「岡田」は正直少ししか出てきません。
しかし重要なキャラクターであり、私も彼の今後が気になっています。
私が印象的だったのは最後に収録されている「飛べても8分」
「今までの短編はこのために…?」と伊坂幸太郎さんらしい仕掛けが待っています。
紙をめくる手が焦ったほどです。
読み終わると「溝口」と「岡田」の今後を想像しました。
ない知恵を絞って、短編の欠片を遡って。
でも結局のところ、どうなったかは誰にもわからないところが憎いところです。
タイトルに惹かれた、という理由で読んでみた本でしたが、凄く楽しく読書することが出来ました。
ちなみに伊坂幸太郎さんは映画化もされた「ゴールデンスランバー」が有名です。
この映画は私2回観ました(笑)
好きなものはとことん追求してしまうみたいです。
本日もお読み頂き、ありがとうございました(^^)